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【学生受賞】文化情報学部4年次生の金大成さん(複雑システム科学研究室)が2025年度ネットワーク科学研究会においてポスター発表最優秀賞を受賞しました。

2026.03.11

2026年2月17日〜19日に開催された2025年度ネットワーク科学研究会において金大成さん(複雑システム科学研究室/4年次生)がポスター発表を行い「ポスター発表最優秀賞」を受賞しました。

ポスター発表最優秀賞は参加者による投票により、40件程度の学生ポスター発表の中から上位2件に対して授与されました。

発表題目・発表者
知識ネットワークの統合による新規発見のシナジー効果(金大成、阿部真人)

受賞された研究内容・活動

本研究では、集団が持つ知識の多様性が新規的な発見に与える影響について、数理モデルを用いて解析しました。これまで、複数人の知識を組み合わせた集合知に関する研究では、主に問題解決におけるパフォーマンスの解明が実証と理論の両方に対して進められてきましたが、集団による創造的プロセスについては理論的研究がほとんど行われていませんでした。この点に着目し、集団を形成することが新規的発見のような創造的プロセスにどのような影響を与えるのかを明らかにすることを目標として研究を進めました。

今回の発表では、集団内の個々人が持つ知識をネットワークとして表現し、それらを統合することで生じる効果を分析した結果、既存知識同士の新しい関係性の発見と、外部に存在する新規知識の発見の双方に対するシナジー効果(相乗効果)が、互いの知識が半分程度重なっている状況、すなわち中程度の多様性を持つ場合に最大になることを示しました。これにより、集団の創造性は、集団が持つ知識の多様性の程度の大きく影響されることを理論的に明らかにしました。

今後は、数理モデルによる分析に加えて実証実験も行うことで、人間の創造性の仕組みについてより具体に的に明らかにしていきたいと考えております。

今後の抱負・感想

ネットワーク科学研究会2025に参加したことで、ネットワークに関する様々なお話を伺うことができただけでなく、自分の今後の研究に対する貴重な助言を数多くいただくき、大変有意義な時間を過ごすことができました。また、多くの方々に自分の研究に興味を持っていただき、その結果として学生ポスター発表で最優秀賞を受賞することができました。

頂いたコメントを参考に研究をさらに発展させ、一人前の研究者として成長していくことを目指したいと思います。日頃から研究に関する深い議論とご指導をくださっている阿部先生、そして日々支えてくれているラボのメンターの皆さんに、心から感謝申し上げます。

ネットワーク科学研究会2025HP