INTERVIEW
INTERVIEW
STUDENT INTERVIEW

文化をロジカルに紐解く

奈良県 郡山高等学校出身
視覚表現研究室
2019年度生中川 友里さん

文情を選んだ理由は?

芸術とデータサイエンス
興味のあることを全て学べたのは文情だからこそ

文系分野と理系分野をどちらも学べることが、文化情報学部を選んだ決め手になりました。昔から絵を描くのが好きで、進学先の候補として芸術系の大学を考えていました。一方で、高校では理系クラスに所属。数学や物理が大好きで、大学でも学び続けたいという思いもありました。どちらの進路を選ぶべきか、頭を悩ませていた時に出会ったのが文化情報学部。芸術をはじめとする視覚表現を研究対象にしながら、データサイエンスを分析に活用できるのは「まさに私にぴったりの学部だ」と強く感じたのです。

文情での印象的な学びは?

研究と発表の積み重ねで、
もっと人の心を動かす広告を

所属する視覚表現研究室の特徴は、「研究とその発表」というサイクルを1年の間に2回繰り返すことです。私の研究テーマである「環境配慮行動を促す広告」について、前期の研究結果をゼミで発表。教授やゼミ生に批評してもらいます。その内容を踏まえて、後期には更に深掘りし、より洗練された論文に。「広告を通して、人の心を効果的に動かす方法」について、理解が深まりました。卒業後は広告会社に就職します。環境活動に対する認知度を高めるという目標の達成に、大学での学びがきっと役立つと確信しています。

文情で身に付いた力は?

文理融合の学部だからこそ行える、
様々なコミュニケーション

コミュニケーション能力を鍛えられたのが最大の収穫です。多様性に溢れた教員や友人たちと対話を重ねる中で、自身の考えと他者の異なる視点を掛け合わせることで、想像もしなかったアイデアが浮かびます。教員やゼミ生から意見をもらう際は、少しでも気になった箇所は議論することを心掛けました。その結果、論文を様々な視点で分析でき、また自身の考えを正確に伝える力や相手の真意を捉える力も磨くことができました。学問を深めると同時に、実践的なコミュニケーションスキルを磨くことができた4年間でした。

研究 PICK UP

「環境汚染の深刻さと環境配慮行動を訴える若者たち」の報道番組を授業で見て、衝撃を受けたのがこのテーマとの出会いです。環境保護は人類に課せられた義務だと感じ、「環境配慮行動を促す広告」を研究することにしました。注目したのは、地球環境を再生し、持続可能な社会を目指す「リジェネレーション」という考え方。このコンセプトを啓発する広告を自身で制作し、広告の受け手に対してどの程度の影響を与えるのかを調査しました。自身の手がけた広告を通して、人々の環境に対する意識を向上させることが私の目標です。

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