INTERVIEW
INTERVIEW
GRADUATE INTERVIEW
日本IBM
Global Business Services
2016年度卒業山佳 眞子さん
在学中は統計化学研究室に所属。宿久教授のもとデータサイエンスを学び、「階級別のホテル宿泊者の特長比較」をテーマに卒業研究を行った。その後大学院に進学し、修了後は日本IBM社に就職。データサイエンティストとして、クライアントの課題解決に日々尽力している。
CAMPUS STORY
1年次
高校生までは特に数学が好きなわけではありませんでしたが、「データサイエンス入門・演習」の授業で初めて学んだ「統計」は、今までにないほど興味深い分野でした。情報化が進む社会において、データ分析の技術はこの先ますます必要になると確信。データサイエンス分野の研究室に進み、大学院にも進学したいと考えるようになりました。
2年次
特に印象に残っているのが「定量的データ分析」「定性的データ分析」の授業です。プログラミングを組んでデータを分析し、レポートを作成するという、卒業研究の簡易版のような内容でした。2年次はサークルや学部の友達との仲も深まり、学業面以外の学生生活も充実。テスト前になると、学生に解放されている研究室に訪問して、大学院生や教授に勉強を教えてもらっていました。
3年次
統計化学研究室の宿久先生が担当する「ジョイントリサーチ」に参加。授業のために用意されたものではない無加工のデータを初めて扱い、その膨大なデータ量に圧倒されながら、班のメンバーと協力して分析を行いました。実践的なデータ分析は驚くほどに難しいものでしたが、その分もっと深く学びたいと考えるように。社会に出てからはデータサイエンティストとして活躍するという目標も立てました。
4年次
データ分析によって得られた知見をまとめる力を身につけるべく、卒業研究に取り組みました。行ったのは、年齢や家族構成などのパーソナルな情報と心理学のテスト結果を組み合わせ、性格とホテルの選び方にどのような関連があるのかを分析する研究です。これまでの授業とは異なり、一人でデータ分析に臨むことの大変さを実感しましたが、データサイエンティストとして働くための予行演習だと思って乗り切りました。
就職
3年次に定めた目標のとおり、現在は日本IBM社でデータサイエンティストとして働いています。データ分析を通してクライアントの課題を解決に導くのが、私の仕事です。例えば、商品の出荷数を予測するモデルやアルゴリズムを構築したり、それを活用したアプリを開発したりと、学生時代に培った専門性を生かして働いています。また、学生時代に「なぜこの結果になるのか?」と掘り下げて学んだことで得られたデータ分析や統計の理論への深い理解は、今でもとても役に立っています。