Subjects
新カリキュラムの
科目詳細

カリキュラム表
文化情報学部の特長の一つが、様々な学問分野を融合させた探究型の学びです。そのコアとなる科目が必修科目です。1、2年次には「文化情報学」の基礎や最新の研究動向を学習。分野にとらわれない、質の高い知識基盤を構築し、研究活動の土台を固めます。3年次には探究型の学びを通して、身に付けた知識・スキルを活用する能力を養います。そして4年次には、1、2年次での基礎、3年次での経験を集約させ、分野横断型研究である「リサーチ・プロジェクト」に取り組み、研究の成果を社会に還元します。
文化情報学1・2
「文化情報学」への誘い〜
学びのVISIONの形成

文化情報学部では文理の垣根を越え「文化を科学する」分野横断型の教育研究を行います。そのため「文化情報学」という新しい融合分野の理念を1年次生の間に確実に理解するための導入科目として文化情報学1・2を提供しています。

下嶋 篤 教授
Message

「文化情報学」の理念を身につけるための必修科目です。文化情報学1では「文化情報学とは何か」について議論を通じて答えを探究し、文化情報学2では上級生の研究などから自身の学びの展開を考えていきます。

下嶋 篤 教授
文化情報学3・4
最先端の研究動向に触れ
異分野融合の可能性を考察する

1年次に履修する「文化情報学1・2」で「文化情報学」とは何かを学んだ後、さらに進んで文化情報学の最先端の研究動向に触れ、異分野融合の理解を深めます。全教員のリレー講義形式のため、文化情報学部の全体像をはっきりと感じ取ることができるでしょう。異分野融合の大きな可能性と学問的な楽しさをつかみ、3年次からの本格的な探究活動に接続します。

佐野 明子 准教授
Message

学部における研究分野の広がりを知り、融合について考えるための必修科目です。各回、専門分野が異なる複数の教員がそれぞれの文化情報学に関する研究を紹介し、分野の融合の可能性について議論をおこないます。

佐野 明子 准教授

ジョイント・
リサーチ
共同研究で切磋琢磨し、
学問の醍醐味を知る

1・2年次で習得した⽂化の知識とデータサイエンスのスキルを基に、⽂理融合的なテーマごとに編成されたクラスに分かれ、グループ単位で演習を⾏います。グループ単位で議論を重ねていくことにより、得られたデータから問題を発⾒したり、実験・調査・分析から意味のある知⾒や解決法を導き出すことができるようになり、学問の⾯⽩さを実感できるはずです。同時に、グループ内での議論や協⼒関係の構築は、アカデミックな知的コミュニケーション能力向上にもつながり、3年次秋学期からの研究活動を含めた様々な場⾯で他者の視点からも物事を考えていくことができるようになります。

中西 義典 准教授
Message

異分野の教員同士で担当する探究型演習授業において、それまでに学んできた文化現象に関する知識やデータ科学のスキルを活用し、グループで協働して研究に取り組むことで問題を発見・解決する力を養います。

中西 義典 准教授
リサーチ・
セミナー
リサーチ・
プロジェクト
文化情報学の学びの集大成

3年次秋学期からは各研究室に所属し、リサーチ・セミナー(3年次秋学期)およびリサーチ・プロジェクト(4年次)において自らでテーマを設定し、文化情報学的なアプローチにより学部での学びの集大成となる研究を進めていきます。一年半といった長い期間をかけて研究に取り組むことにより、研究の学術的、社会的な意義を十分に考えることができるだけでなく、研究室を跨いだ学生同士のコラボレーションも可能となります。自らが設定したテーマに関して実験や調査によってデータを得て分析を行うことは、これまで学んできた分析手法をより実践的に活かすために必要な経験となります。こうした経験は、卒業後に社会においてデータサイエンスを用いた活動を展開していくための下地となるはずです。

伊藤 紀子 准教授
Message

【リサーチ・セミナー】

研究室に所属し、先行研究の調査や課題の整理を行い、研究テーマを絞り込んでいきます。それまでに得てきた分野の融合に関する視点考え方や、グループで協働する力を発揮しながら、研究につなげていきます。

伊藤 紀子 准教授
阪田 真己子 教授
Message

【リサーチ・プロジェクト】

学びの集大成として、教員や他の学生と議論を交わしながら、学生主体の研究活動を実践します。こうした研究活動を通じて、確かなデータ源・情報源を基にした学問的探究の態度と能力を習得することができます。

阪田 真己子 教授
文化情報学の学びの核となる科目です。文化科学系、データ科学系、先端・融合系の3つの科目群から構成されます。バランスよく学んでいくことで文化現象に関する知識やデータ科学のスキルを習得することができます。
文化科学系科目群

研究対象となる文化現象とその本質について学ぶ科目です。人の営みすべてを「文化」として捉え、その本質について様々な概念、知見を修得します。

データ科学系科目群

文化を解析するために必要なデータ科学の知識・技能を修得する科目です。データ科学に関する実践的で高度な内容を学びます。

先端・融合系科目群

既存の学問分野を融合することによって成立する文化情報学に関わる最先端の研究動向や学融合的な応用理論を扱います。

飯尾 尊優 准教授
Message

文化情報学専門科目を構成する3つの科目群です。それぞれ文化現象に関する知識を学ぶ科目群、データ科学のスキルを中心に学ぶ科目群、そして最先端の文化情報学的な研究に関する知見を学ぶ科目群になります。 

飯尾 尊優 准教授
文化情報学部における文理融合的な学びを促進する教養を身に着けるための科目です。文化情報学トピックス科目や、クリエイティブ・ジャパン科目の習得を通じて、文化現象に関する知識を得ていくための基礎を作り上げていきます。
文化科学系
教養科目群

文化情報学の学びに多様性を持たせるために、文化に関わる実践知や日々変化する科学技術や社会・文化における様々な課題について学ぶ教養科目です。

伝統芸能からマンガ・アニメまで、古今の多彩な文化に触れる

人類繁栄の原動力ともいえる「文化」を、科学的に分析することが本学部の使命です。そのためには、まず初めに研究対象となる「文化」について、見識を深める必要があります。
その役割を果たすのが「文化情報学トピックス」です。伝統文化から現代文化まで、多様なジャンルの文化を、第一線の講師が解説する科目等を用意しています。例えば、「京都の伝統文化」では、能や香、百人一首かるた等の京都の伝統芸能や文化の特質について、長年活躍されているプロの方に、実演を交えて講義していただきます。貴重な体験ができるとともに、文化に対して鋭い視点を持って研究を進めることができます。

Message

文化情報学教養科目を構成する科目群の1つです。科学技術や社会・文化に関する最先端の話題を扱う文化情報学トピックス科目や、全学共通教養教育科目におけるクリエイティブ・ジャパン科目が含まれます。

福田 智子 教授
データ科学系
教養科目群

現代の「読み書きそろばん」と言われる数理・データサイエンス・AIのリテラシーを身に付ける教養科目です。

DDASH-L

同志社大学では、現代の「読み書きそろばん」と言える「数理・データサイエンス・AI教育」を推進するDDASHプログラムを導入しています。中でも、本学部が必修としているDDASH-Lは初歩的なものから基礎的な内容までを提供するプログラムで、学生の学び始めをサポートします。最新のデータ・AIの具体的な利活用例や、個人情報保護等の様々な留意事項等についても総合的に学び、これからの社会で活躍するために必要な能力を養います。

論理的思考プログラム

私たちの論理的思考は、適切な訓練によって鍛える事が可能です。本学部では文学部との共同事業として、主に1・2年次生を対象とした「論理的思考教育プログラム」を開発しました。
近年、論理的思考力を社員に求める企業が多くなり、文部科学省も思考力や判断力を教育重点課題としています。本プログラムでは、難解な論理的道筋も正しく読み解く力や、複雑な論理を用いて論証・論説を構築する力等、高度な論理的思考に必要な能力を培います。また、同志社大学の良心教育の伝統の中で、論理的思考能力を自分以外のためにも正しく用いる力も養い、社会にあふれる課題を解決するための能力育成をサポートします。

Message

文化情報学教養科目を構成する科目群の1つです。全学で展開しているプログラムであるDDASH-Lの修了を目指します。より専門的なデータ科学の習得に向けての基礎を養い、研究場面での実践力の向上につなげます。

宿久 洋 教授