ずっとブレイク寸前!文化情報学部
阪田 真己子

まさに、研究者・指導者として未熟な私と共に歩み、成長させてくれた大切な大切な青春の場所、それが文化情報学部です。
20年前に産声を上げたブンジョウはいよいよ成人式を迎えます。ブレイク寸前と言われた20年でしたが、それがブンジョウだと思っています。これからの20年、40年、そして100年もずっと、時代を先駆けるブレイク寸前な学部であり続けますように。
文化情報学の責任
下嶋 篤

時代を先取りした「文化情報学部」に寄せて
山内 信幸

どんどん大きくなる文情の樹!そんな私は…
笠原 千聖

そんな私は,今年度から博士後期課程に進学!!!
ワクワクも不安も両方抱きしめながら,文情の樹を大きく広げ,新しい価値観を世の中に届けてゆける人になれますように.
ブンジョウの持つ学際的な懐の広さが好き!
杉本 義貴

このような変化があったのは、「文化をデータで読み解くことで人間を理解する」という文化情報学部のコンセプトがあったからと思います。歴史から神経科学への進路変更は一見突飛に見えても、「人間とは何か?」を探究するという点で、根底に共通する問いがあるように思います。人間が築いた記録である歴史から、人間の根幹である脳へとテーマを移せたのは、この学部が持つ学際的な懐の広さがあったからこそだと感じています。
今後も「人間とは何か?」という課題を探究し続け、自身の関心を深めながら、その知見がよりよい社会や人間理解につながるよう頑張ります。
多くの同志たちが、自らの興味が湧く「文化」を「データサイエンス」で解き明かしてきたこの20年間。卒業生、在学生、教職員の方々の思い出をこのページにまとめました。
To all the BUNJO family
All Comments
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文理融合の同志社魂を携えて
私は高校生の時に文系でしたが,今では理系の工学分野の博士号を持っており,文理融合人間に育ててもらえたと思い感謝しております.
その私にとって,大きな転機は文化情報学部に入ったことです.高校生の時にやりたいこともなかったため,適当な大学受験を行い,たまたま入れた学部でした.しかし,文系と理系の壁を感じさせずに学べる機会がたくさんありました.一方,文系と理系で学生や先生方のタイプが全然違うな、と当時はよく考えていました.
そんな異なる視点を持つ人達と同じ事を学べる機会が,自分の方向性を見つける良い転機となりました.一般的には,文系から理系へ,理系から文系へ,と明確に転換する機会が少なく難しいもののように感じられると思います.それを,早い段階で自然な形で行うことができて同志社精神も学べる面白い学部だと思います.
文化情報学部設立20周年,誠におめでとうございます.
優しい先生が多く,接する機会が授業しかなかったとしても,私は多くの先生や事務の方々のことをずっと覚えています.これまで全卒業生を支えてくださった方々が,引き続き150年以上残る文化に貢献してくれることに感謝を申し上げます。more塩井 隆円文理融合の同志社魂を携えて
塩井 隆円
私は高校生の時に文系でしたが,今では理系の工学分野の博士号を持っており,文理融合人間に育ててもらえたと思い感謝しております.
その私にとって,大きな転機は文化情報学部に入ったことです.高校生の時にやりたいこともなかったため,適当な大学受験を行い,たまたま入れた学部でした.しかし,文系と理系の壁を感じさせずに学べる機会がたくさんありました.一方,文系と理系で学生や先生方のタイプが全然違うな、と当時はよく考えていました.
そんな異なる視点を持つ人達と同じ事を学べる機会が,自分の方向性を見つける良い転機となりました.一般的には,文系から理系へ,理系から文系へ,と明確に転換する機会が少なく難しいもののように感じられると思います.それを,早い段階で自然な形で行うことができて同志社精神も学べる面白い学部だと思います.
文化情報学部設立20周年,誠におめでとうございます.
優しい先生が多く,接する機会が授業しかなかったとしても,私は多くの先生や事務の方々のことをずっと覚えています.これまで全卒業生を支えてくださった方々が,引き続き150年以上残る文化に貢献してくれることに感謝を申し上げます。 -
ワクワク真剣勝負
文化情報学部はいつだって真剣です。一つの会議が7、8時間続いたこともあります。課題に直面した時に、先生方が寝食を忘れて共に対応してくださったこともあります。カリキュラム改編では実に100回の会議を重ねて議論を尽くし、学生募集のために全国津々浦々の高校を訪問し、これでもかと広報活動も行っています。そして今日も明日も、熱心な研究指導が行われています。― 全力で走り続ける学部 ― それが事務室の私から見える文化情報学部の景色です(ですが先生方はなんだか楽しそうです)。
私の仕事はそんな学部の想いを形にすることです。先生方とああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら物事を形作るプロセスは本当に楽しくて、仕事であることを忘れるような感覚になることもあります。私にとって文化情報学部はかくも楽しい先生方との共闘の場です。
学部開設20周年、誠におめでとうございます。今後の益々のご発展、心よりお祈り申し上げます。きっと次の20年も文化情報学部はどんどん前進されることでしょう。私も負けないようにここでの年月を駆け抜けたいと思います。more大山 高鋭ワクワク真剣勝負
大山 高鋭
文化情報学部はいつだって真剣です。一つの会議が7、8時間続いたこともあります。課題に直面した時に、先生方が寝食を忘れて共に対応してくださったこともあります。カリキュラム改編では実に100回の会議を重ねて議論を尽くし、学生募集のために全国津々浦々の高校を訪問し、これでもかと広報活動も行っています。そして今日も明日も、熱心な研究指導が行われています。― 全力で走り続ける学部 ― それが事務室の私から見える文化情報学部の景色です(ですが先生方はなんだか楽しそうです)。
私の仕事はそんな学部の想いを形にすることです。先生方とああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら物事を形作るプロセスは本当に楽しくて、仕事であることを忘れるような感覚になることもあります。私にとって文化情報学部はかくも楽しい先生方との共闘の場です。
学部開設20周年、誠におめでとうございます。今後の益々のご発展、心よりお祈り申し上げます。きっと次の20年も文化情報学部はどんどん前進されることでしょう。私も負けないようにここでの年月を駆け抜けたいと思います。 -
ブンジョウの持つ学際的な懐の広さが好き!
18歳の頃の私は、歴史をデータサイエンスで理解したいと思い、文化情報学部の門を叩きました。しかしながら今は、脳の仕組みをデータサイエンスで解明するという、歴史とは全く異なる分野を研究しています。この話を、オープンキャンパスに来られた高校生にお話しすると非常に驚かれます。当時いわゆる文系に進路の舵を切っていた私自身も、このようなテーマを勉強・研究することになるとは想像もしていませんでした。
このような変化があったのは、「文化をデータで読み解くことで人間を理解する」という文化情報学部のコンセプトがあったからと思います。歴史から神経科学への進路変更は一見突飛に見えても、「人間とは何か?」を探究するという点で、根底に共通する問いがあるように思います。人間が築いた記録である歴史から、人間の根幹である脳へとテーマを移せたのは、この学部が持つ学際的な懐の広さがあったからこそだと感じています。
今後も「人間とは何か?」という課題を探究し続け、自身の関心を深めながら、その知見がよりよい社会や人間理解につながるよう頑張ります。more杉本 義貴ブンジョウの持つ学際的な懐の広さが好き!
杉本 義貴
18歳の頃の私は、歴史をデータサイエンスで理解したいと思い、文化情報学部の門を叩きました。しかしながら今は、脳の仕組みをデータサイエンスで解明するという、歴史とは全く異なる分野を研究しています。この話を、オープンキャンパスに来られた高校生にお話しすると非常に驚かれます。当時いわゆる文系に進路の舵を切っていた私自身も、このようなテーマを勉強・研究することになるとは想像もしていませんでした。
このような変化があったのは、「文化をデータで読み解くことで人間を理解する」という文化情報学部のコンセプトがあったからと思います。歴史から神経科学への進路変更は一見突飛に見えても、「人間とは何か?」を探究するという点で、根底に共通する問いがあるように思います。人間が築いた記録である歴史から、人間の根幹である脳へとテーマを移せたのは、この学部が持つ学際的な懐の広さがあったからこそだと感じています。
今後も「人間とは何か?」という課題を探究し続け、自身の関心を深めながら、その知見がよりよい社会や人間理解につながるよう頑張ります。 -
どんどん大きくなる文情の樹!そんな私は…
文化情報学部ってどんな学部なの?と友達に聞かれることが多かった学部1年生の頃,当時はうまく答えられずにモヤモヤしていました.ですが,学年が上がるにつれて文化情報学部のことを少しずつ理解できるようになり,今では自身をもって文化情報学部を紹介できるようになりました!
そんな私は,今年度から博士後期課程に進学!!!
ワクワクも不安も両方抱きしめながら,文情の樹を大きく広げ,新しい価値観を世の中に届けてゆける人になれますように.more笠原 千聖どんどん大きくなる文情の樹!そんな私は…
笠原 千聖
文化情報学部ってどんな学部なの?と友達に聞かれることが多かった学部1年生の頃,当時はうまく答えられずにモヤモヤしていました.ですが,学年が上がるにつれて文化情報学部のことを少しずつ理解できるようになり,今では自身をもって文化情報学部を紹介できるようになりました!
そんな私は,今年度から博士後期課程に進学!!!
ワクワクも不安も両方抱きしめながら,文情の樹を大きく広げ,新しい価値観を世の中に届けてゆける人になれますように. -
文化情報学部創立20周年の所感
在学生、卒業生の皆さん、研究室ゼミや授業でご一緒した皆さん、早いもので、文化情報学部創立20周年を迎えました。2005年の学部創立当初から授業を担当し、2009年から学部に移籍して専任教員になりました。文化情報学トピックス「環境と情報」、社会調査法、社会調査演習などの授業で、多くの受講生がいて、精一杯で講義してきました。3年次のジョイント・リサーチは少人数の授業で、やっと履修生一人ひとりのお名前を覚えるようになりました。卒業生の皆さんは、研究室ゼミで卒業までいろいろな思い出があったでしょうか。卒業研究を進めながら、就職活動に励んでいたでしょうか。今、それぞれの分野で活躍されている皆さんにとって、文化情報学部で学んだ知識が現場で役立っているのでしょうか。これからも皆さんのますますのご活躍とご発展を期待しています。
more鄭 躍軍文化情報学部創立20周年の所感
鄭 躍軍
在学生、卒業生の皆さん、研究室ゼミや授業でご一緒した皆さん、早いもので、文化情報学部創立20周年を迎えました。2005年の学部創立当初から授業を担当し、2009年から学部に移籍して専任教員になりました。文化情報学トピックス「環境と情報」、社会調査法、社会調査演習などの授業で、多くの受講生がいて、精一杯で講義してきました。3年次のジョイント・リサーチは少人数の授業で、やっと履修生一人ひとりのお名前を覚えるようになりました。卒業生の皆さんは、研究室ゼミで卒業までいろいろな思い出があったでしょうか。卒業研究を進めながら、就職活動に励んでいたでしょうか。今、それぞれの分野で活躍されている皆さんにとって、文化情報学部で学んだ知識が現場で役立っているのでしょうか。これからも皆さんのますますのご活躍とご発展を期待しています。 -
時代を先取りした「文化情報学部」に寄せて
2005年に、既存の組織の改組・転換ではなく、初めての新設学部として「文化情報学部」が立ち上がり、今年で20周年を迎えることができました。当時は、かなり時代を先取りした「文理融合」というコンセプトや「データサイエンス」というアプローチも、今では、現代社会の複雑な事象を解明する、まさに時代の必須アイテムに位置づけられるものとなりました。われわれ教員の専門領域は多岐に亘りますが、「文情」の学生さんは、個々の興味・関心に合わせて、多くの選択肢の中からベストチョイスによって、学生としての日々の生活の充実だけでなく、社会人・家庭人としての一層の活躍に接すると、皆さんの大学時代の人間的成長にかかわれてきたことを誇りに思っています。在学生と卒業生の皆さんのますますのご活躍をお祈りしています。
more山内 信幸時代を先取りした「文化情報学部」に寄せて
山内 信幸
2005年に、既存の組織の改組・転換ではなく、初めての新設学部として「文化情報学部」が立ち上がり、今年で20周年を迎えることができました。当時は、かなり時代を先取りした「文理融合」というコンセプトや「データサイエンス」というアプローチも、今では、現代社会の複雑な事象を解明する、まさに時代の必須アイテムに位置づけられるものとなりました。われわれ教員の専門領域は多岐に亘りますが、「文情」の学生さんは、個々の興味・関心に合わせて、多くの選択肢の中からベストチョイスによって、学生としての日々の生活の充実だけでなく、社会人・家庭人としての一層の活躍に接すると、皆さんの大学時代の人間的成長にかかわれてきたことを誇りに思っています。在学生と卒業生の皆さんのますますのご活躍をお祈りしています。 -
古きを温め新しくを知る文化情報学部へ
同志社大学文化情報学部の設立20周年,誠におめでとうございます。この節目を皆さんとともに迎えることを,大変嬉しく思います。
この20年の歩みの中で,文化情報部は人文科学とデータサイエンスを融合した独自の教育・研究を推進してきました。文化と情報,文系と理系,伝統と革新——既存の枠を超え,多角的な視点から社会の課題に向き合ってきたことは,本学部ならではの強みです。この融合は「温故知新」の精神にもつながり,学生たちは新たな時代を切り拓く力を身につけながら成長しています。
20年の節目を迎え,文化情報学部は学問と社会,理論と実践,人とテクノロジーの相互作用を通じて,これからも進化を続けるでしょう。多様な視点を結びつけ,新たな知の地平を切り拓きながら,未来に貢献する学びと研究がさらに深化していくことを期待しています。more山縣 芽生古きを温め新しくを知る文化情報学部へ
山縣 芽生
同志社大学文化情報学部の設立20周年,誠におめでとうございます。この節目を皆さんとともに迎えることを,大変嬉しく思います。
この20年の歩みの中で,文化情報部は人文科学とデータサイエンスを融合した独自の教育・研究を推進してきました。文化と情報,文系と理系,伝統と革新——既存の枠を超え,多角的な視点から社会の課題に向き合ってきたことは,本学部ならではの強みです。この融合は「温故知新」の精神にもつながり,学生たちは新たな時代を切り拓く力を身につけながら成長しています。
20年の節目を迎え,文化情報学部は学問と社会,理論と実践,人とテクノロジーの相互作用を通じて,これからも進化を続けるでしょう。多様な視点を結びつけ,新たな知の地平を切り拓きながら,未来に貢献する学びと研究がさらに深化していくことを期待しています。 -
これまでの20年,これからの10年
私が初めて京田辺キャンパスを訪れたのは,まだ夢告館が完成していない2004年のことでした.建設中の夢告館の側にはきれいな桜の木があったことが印象に残っています.あれから,あっという間の20年でした.着任までは国立大学理学部数学科という等質性の高い狭い集団に所属していましたので,この学部での多様性豊かな教育研究は新鮮で驚きの連続でした.同志社大学での日々は非常に恵まれており,何よりも学生に恵まれました.
2024年の3月までで,235名の学部卒業生,51名の修士卒業生,7名の博士卒業生を統計科学研究室から送り出すことができました.その中には大学教員も10名含まれており,起業して代表となっているものもいます.文理融合,データサイエンスを志向した学部からこのように多くの大学教員が生まれ,OBOGが民間企業で活躍しているということは,この学部設立を構想された方々の先見の明を表していると思います.
次の10年に向けて,文化情報学部を益々発展させるため微力ながら取り組んでいきたいと考えています.社会で活躍しているOBOGとも協力して進めていきたいと思っていますのでご協力よろしくお願いします.more宿久 洋これまでの20年,これからの10年
宿久 洋
私が初めて京田辺キャンパスを訪れたのは,まだ夢告館が完成していない2004年のことでした.建設中の夢告館の側にはきれいな桜の木があったことが印象に残っています.あれから,あっという間の20年でした.着任までは国立大学理学部数学科という等質性の高い狭い集団に所属していましたので,この学部での多様性豊かな教育研究は新鮮で驚きの連続でした.同志社大学での日々は非常に恵まれており,何よりも学生に恵まれました.
2024年の3月までで,235名の学部卒業生,51名の修士卒業生,7名の博士卒業生を統計科学研究室から送り出すことができました.その中には大学教員も10名含まれており,起業して代表となっているものもいます.文理融合,データサイエンスを志向した学部からこのように多くの大学教員が生まれ,OBOGが民間企業で活躍しているということは,この学部設立を構想された方々の先見の明を表していると思います.
次の10年に向けて,文化情報学部を益々発展させるため微力ながら取り組んでいきたいと考えています.社会で活躍しているOBOGとも協力して進めていきたいと思っていますのでご協力よろしくお願いします. -
学生が残した伝説を次世代へ
"学部設立20周年おめでとうございます。これまでの学部卒業生、研究科修了生の皆さん、本当におめでとうございます。
この20年、多くの学生さんと一緒に世界中の文化遺産、社会資源の調査研究に邁進できたことは、グローカルな目線を持った多くの文化情報学部生のおかげと深謝しています。みんなで調査した史跡や村落は、その後世界遺産登録され、地域資源として地域社会のレジリエントを保証し続けています。オマーンで車が流砂に沈む、エジプトで探査機材が車を突き破る、モンゴルの草原でキャラバンごと迷い、インドでは奇病にかかって倒れる。。。一つ一つの皆さんとの調査、研究は、学術的にも評価され、社会的にもきちんと資源化されて生き続けています。小豆島で学生さんとジョイントリサーチを頑張っていましたが、その成果も、「日本遺産登録」にちゃんと結びつき、2024年には絵本にもなって販売されました。
データと科学と社会性や生きる価値の話は、他の先生がされるので、もう、いいでしょう(笑)。世界中の文化や社会に皆さんと一緒に【足跡】を残してきた、20年。首にならなければ、もう少し、次の世代に皆さんの伝説を引き継ぎたいと思います。more津村 宏臣学生が残した伝説を次世代へ
津村 宏臣
"学部設立20周年おめでとうございます。これまでの学部卒業生、研究科修了生の皆さん、本当におめでとうございます。
この20年、多くの学生さんと一緒に世界中の文化遺産、社会資源の調査研究に邁進できたことは、グローカルな目線を持った多くの文化情報学部生のおかげと深謝しています。みんなで調査した史跡や村落は、その後世界遺産登録され、地域資源として地域社会のレジリエントを保証し続けています。オマーンで車が流砂に沈む、エジプトで探査機材が車を突き破る、モンゴルの草原でキャラバンごと迷い、インドでは奇病にかかって倒れる。。。一つ一つの皆さんとの調査、研究は、学術的にも評価され、社会的にもきちんと資源化されて生き続けています。小豆島で学生さんとジョイントリサーチを頑張っていましたが、その成果も、「日本遺産登録」にちゃんと結びつき、2024年には絵本にもなって販売されました。
データと科学と社会性や生きる価値の話は、他の先生がされるので、もう、いいでしょう(笑)。世界中の文化や社会に皆さんと一緒に【足跡】を残してきた、20年。首にならなければ、もう少し、次の世代に皆さんの伝説を引き継ぎたいと思います。 -
この先の20年に向けて
杉尾武志です。いろいろと大変なことが多かった気がしますが、無事に学部開設から20年を迎えることができて、本当に嬉しく思います。開設当初はどこに出向いてもまず学部の説明から入ることが多く、先行きに不安を感じたこともありましたが、卒業生がさまざまな分野で活躍しているのを見聞きする機会が増える中で、学部が社会に受け入れられてきていることを実感しています。政治や経済のみならず、社会のあり方も大きく変化しつつある中で、これまで以上に文化を客観的に捉えることが求められています。今後も社会の変化に柔軟に対応し、より多くの人々に学部の重要性を伝え、文化の理解を深めるために尽力していきたいと考えています。
more杉尾 武志この先の20年に向けて
杉尾 武志
杉尾武志です。いろいろと大変なことが多かった気がしますが、無事に学部開設から20年を迎えることができて、本当に嬉しく思います。開設当初はどこに出向いてもまず学部の説明から入ることが多く、先行きに不安を感じたこともありましたが、卒業生がさまざまな分野で活躍しているのを見聞きする機会が増える中で、学部が社会に受け入れられてきていることを実感しています。政治や経済のみならず、社会のあり方も大きく変化しつつある中で、これまで以上に文化を客観的に捉えることが求められています。今後も社会の変化に柔軟に対応し、より多くの人々に学部の重要性を伝え、文化の理解を深めるために尽力していきたいと考えています。 -
文化情報学の責任
地球温暖化、食料問題、経済格差をはじめとして、文化情報学部創設時には明確に意識されていなかった大きな問題が、20年を迎えた今、ますますあらわになっています。こうした問題は、私たちがこれまで当たり前としてきた、価値観、生活様式、経済システムなど、私たちの「文化」に起因するところが大きく、その解決もまた、私たちの文化の反省に基づかざるをえません。こうした中、文化情報学は、過去、未来、現在の文化についてデータに基づく確かな情報を提供する学問として、今後、その重要性はますます高まります。これは、文化情報学部で薫陶を受けた皆さんにとってチャンスであると同時に、未来の世代に対して負う責任もまた大きいことを意味します。共に手を携えて、その責任に挑んでいきましょう。(すまん、メッセージがちょっと重すぎた。)
more下嶋 篤文化情報学の責任
下嶋 篤
地球温暖化、食料問題、経済格差をはじめとして、文化情報学部創設時には明確に意識されていなかった大きな問題が、20年を迎えた今、ますますあらわになっています。こうした問題は、私たちがこれまで当たり前としてきた、価値観、生活様式、経済システムなど、私たちの「文化」に起因するところが大きく、その解決もまた、私たちの文化の反省に基づかざるをえません。こうした中、文化情報学は、過去、未来、現在の文化についてデータに基づく確かな情報を提供する学問として、今後、その重要性はますます高まります。これは、文化情報学部で薫陶を受けた皆さんにとってチャンスであると同時に、未来の世代に対して負う責任もまた大きいことを意味します。共に手を携えて、その責任に挑んでいきましょう。(すまん、メッセージがちょっと重すぎた。) -
文化情報学部とともに歩んだ20年
同志社大学文化情報学部が20周年を迎えたことを心からお祝いします。私もこの学部が始まったときから一緒に歩んできました。この20年間は、文化と情報を結びつける新しい学問を作る挑戦の連続でした。学生たちと一緒に学び、研究を進め、社会とつながる中で、文化情報学の可能性が広がっていくのを感じてきました。
この学部は、情報技術が急速に進化する中で、人間文化の理解を大切にし、社会に貢献できる人材を育ててきました。卒業生たちはさまざまな分野で活躍し、研究の成果も社会に役立っています。この20年間の成果は、多くの教職員、学生、卒業生、そして関係者の皆さんの努力と情熱のおかげです。
20年という節目を迎えた今、私たちは新しい未来に向かって進んでいきます。文化と情報の融合がますます重要になるこれからの時代に、文化情報学部は学問を深め、社会に貢献し続け、さらに発展していくことでしょう。
これまで文化情報学部を支えてくださったすべての方々に感謝し、学部のさらなる発展と新しい挑戦に期待を寄せながら、20周年をお祝いしたいと思います。more沈 力文化情報学部とともに歩んだ20年
沈 力
同志社大学文化情報学部が20周年を迎えたことを心からお祝いします。私もこの学部が始まったときから一緒に歩んできました。この20年間は、文化と情報を結びつける新しい学問を作る挑戦の連続でした。学生たちと一緒に学び、研究を進め、社会とつながる中で、文化情報学の可能性が広がっていくのを感じてきました。
この学部は、情報技術が急速に進化する中で、人間文化の理解を大切にし、社会に貢献できる人材を育ててきました。卒業生たちはさまざまな分野で活躍し、研究の成果も社会に役立っています。この20年間の成果は、多くの教職員、学生、卒業生、そして関係者の皆さんの努力と情熱のおかげです。
20年という節目を迎えた今、私たちは新しい未来に向かって進んでいきます。文化と情報の融合がますます重要になるこれからの時代に、文化情報学部は学問を深め、社会に貢献し続け、さらに発展していくことでしょう。
これまで文化情報学部を支えてくださったすべての方々に感謝し、学部のさらなる発展と新しい挑戦に期待を寄せながら、20周年をお祝いしたいと思います。 -
文化情報学部の魅力は、学生さん
学部創立20周年、誠におめでとうございます。様々な情報が錯綜し分断が進む社会において、情報に関わる確かな技術力と、国際的な視野にもとづく多角的な思考力が求められています。多様な人と共生しつつ、社会をより良くしていく力。文化情報学部の学びは、まさにこのような能力を身に付けていただけるものです。2020年に着任して以来、学生さんが互いを尊重しながら、生き生きと前向きに切磋琢磨していく姿を見て、文化情報学部の魅力は何よりも、優秀で良心的な学生さんたちだと思い至るようになりました。20年にわたって逸材を輩出し、学部を支えてこられた教職員の方々に感謝するとともに、私も今後、在学生の成長を支える務めに尽力してまいりたいと思います。学生さんが文化情報学部で得た能力や経験を糧として、国内外で存分にご活躍されますことを心から祈念いたします。
more佐野 明子文化情報学部の魅力は、学生さん
佐野 明子
学部創立20周年、誠におめでとうございます。様々な情報が錯綜し分断が進む社会において、情報に関わる確かな技術力と、国際的な視野にもとづく多角的な思考力が求められています。多様な人と共生しつつ、社会をより良くしていく力。文化情報学部の学びは、まさにこのような能力を身に付けていただけるものです。2020年に着任して以来、学生さんが互いを尊重しながら、生き生きと前向きに切磋琢磨していく姿を見て、文化情報学部の魅力は何よりも、優秀で良心的な学生さんたちだと思い至るようになりました。20年にわたって逸材を輩出し、学部を支えてこられた教職員の方々に感謝するとともに、私も今後、在学生の成長を支える務めに尽力してまいりたいと思います。学生さんが文化情報学部で得た能力や経験を糧として、国内外で存分にご活躍されますことを心から祈念いたします。 -
学部設立20周年によせて
学部設立20周年おめでとうございます.多くの方々が紡いできた歴史の節目に出会うことができ,大変うれしく思います.
20年前の2005年,私は愛知万博でマンモスやリニアで心躍らせていました.そこから20年,世界は飛躍的に進歩し,今年開催される大阪万博ではAIなどの最先端技術が披露されるようです.個人的には,20年前には想像し得なかった社会の変化が生じていますが,文化情報学部はその当時から,データサイエンスの重要性を認識し,20年かけて人材育成に取り組んできたことに,先見の明を感じざるを得ません,
この激動の20年をような時代の趨勢を""先読み""した文化情報学部で,次の10年,20年にむけて文化とデータサイエンスの調和のもと,大いに学生の皆さんが学び,羽ばたいて行かれることを心から祈っています.more眞田 英毅学部設立20周年によせて
眞田 英毅
学部設立20周年おめでとうございます.多くの方々が紡いできた歴史の節目に出会うことができ,大変うれしく思います.
20年前の2005年,私は愛知万博でマンモスやリニアで心躍らせていました.そこから20年,世界は飛躍的に進歩し,今年開催される大阪万博ではAIなどの最先端技術が披露されるようです.個人的には,20年前には想像し得なかった社会の変化が生じていますが,文化情報学部はその当時から,データサイエンスの重要性を認識し,20年かけて人材育成に取り組んできたことに,先見の明を感じざるを得ません,
この激動の20年をような時代の趨勢を""先読み""した文化情報学部で,次の10年,20年にむけて文化とデータサイエンスの調和のもと,大いに学生の皆さんが学び,羽ばたいて行かれることを心から祈っています. -
歴史を紡いで迎える文化情報学部20周年
私自身は比較的新しい教員として、学科の歴史の一部しか体験していませんが、その中で、文理の枠を超えた教育に対する深い熱意と、学生一人ひとりの成長を支える強い意志が育まれていることを感じています。私の担当分野であるデジタル・ヒストリーも、このような方向性に深くコミットしており、過去の解明にとどまらず、歴史がどのように現在と未来を形作るかを考える方法としての役割も果たします。こうした文化情報学の視点からみた歴史学は、文離融合を駆使し、文化全体の理解への貢献を目指しています。文化情報学部の20周年を迎え、これからも共に学び、さらに素晴らしい歴史を築いていきましょう。
moreRAPPO Gaetan歴史を紡いで迎える文化情報学部20周年
RAPPO Gaetan
私自身は比較的新しい教員として、学科の歴史の一部しか体験していませんが、その中で、文理の枠を超えた教育に対する深い熱意と、学生一人ひとりの成長を支える強い意志が育まれていることを感じています。私の担当分野であるデジタル・ヒストリーも、このような方向性に深くコミットしており、過去の解明にとどまらず、歴史がどのように現在と未来を形作るかを考える方法としての役割も果たします。こうした文化情報学の視点からみた歴史学は、文離融合を駆使し、文化全体の理解への貢献を目指しています。文化情報学部の20周年を迎え、これからも共に学び、さらに素晴らしい歴史を築いていきましょう。 -
ジョウホウの海
学部創立20周年、誠におめでとうございます。節目を迎えるにあたり、これまで学部の発展に寄与された全ての方々に深甚の謝意を表します。
私が高校生だった頃、日本の「国際化」が叫ばれていました。もちろん、携帯電話などがまだ一般に普及していない時代です。その後、インターネットや通信機器の発達とともに、国内外の情報の入手が瞬時に可能となり、海を越えた交流もリアルタイムで実現するようになりました。ただし、それによって人間や国どうしの相互理解が大幅に進んだかといえば、各地で紛争や戦争が未だに絶えないことをみても、疑問に感じざるをえません。また、誰もが情報発信の手段を持てることから、情報を受け取る側の知識のみならず、知性や理性さえもが試される世の中になったと感じます。
学生さんには、こうしたいわば“情報の海”において、流されることなく自由自在に、かつ安全に泳ぎ回れるようなスキルと教養を、本学部でぜひ身につけてほしいと思います。more中安 真理ジョウホウの海
中安 真理
学部創立20周年、誠におめでとうございます。節目を迎えるにあたり、これまで学部の発展に寄与された全ての方々に深甚の謝意を表します。
私が高校生だった頃、日本の「国際化」が叫ばれていました。もちろん、携帯電話などがまだ一般に普及していない時代です。その後、インターネットや通信機器の発達とともに、国内外の情報の入手が瞬時に可能となり、海を越えた交流もリアルタイムで実現するようになりました。ただし、それによって人間や国どうしの相互理解が大幅に進んだかといえば、各地で紛争や戦争が未だに絶えないことをみても、疑問に感じざるをえません。また、誰もが情報発信の手段を持てることから、情報を受け取る側の知識のみならず、知性や理性さえもが試される世の中になったと感じます。
学生さんには、こうしたいわば“情報の海”において、流されることなく自由自在に、かつ安全に泳ぎ回れるようなスキルと教養を、本学部でぜひ身につけてほしいと思います。 -
文化情報学部(ブンジョウ)20周年を祝う
私は文化情報学部に着任して4年になる教員ですが、ほとんどの皆さんと同じように、20年前、文化情報学部の存在を知りませんでした。おそらく、データサイエンスという言葉も認識していなかったと思います。記憶が乏しいだけかもしれませんが、そうでもないとも思っています。大学生の頃でしょうか、テキストマイニング・バイオインフォマティクスなどを、データサイエンス的なものとして認識するようになりました。それも束の間、機械学習・深層学習・人工知能が俄かに脚光を浴び、データ科学は今を時めくものとなっています。自然科学の近くに身をおいていたこともありますが、データ科学が自然科学に応用されるところを目にする機会が爆発的に増えました。しかしながら、あるとき思ったのです。何故、データ科学の応用は自然科学ばかりで、社会科学や、特に人文科学への応用はあまり見られないのだろうと・・・。浅はかでした。「ほとんどの皆さん」ではない人たちにより20年前に既に構想されていたのです。それも人間や社会をひっくるめたものとしての文化を切り口にしているところに、20年経つ今なお新しさを感じます。文化情報学部20周年おめでとうございます!
more中西 義典文化情報学部(ブンジョウ)20周年を祝う
中西 義典
私は文化情報学部に着任して4年になる教員ですが、ほとんどの皆さんと同じように、20年前、文化情報学部の存在を知りませんでした。おそらく、データサイエンスという言葉も認識していなかったと思います。記憶が乏しいだけかもしれませんが、そうでもないとも思っています。大学生の頃でしょうか、テキストマイニング・バイオインフォマティクスなどを、データサイエンス的なものとして認識するようになりました。それも束の間、機械学習・深層学習・人工知能が俄かに脚光を浴び、データ科学は今を時めくものとなっています。自然科学の近くに身をおいていたこともありますが、データ科学が自然科学に応用されるところを目にする機会が爆発的に増えました。しかしながら、あるとき思ったのです。何故、データ科学の応用は自然科学ばかりで、社会科学や、特に人文科学への応用はあまり見られないのだろうと・・・。浅はかでした。「ほとんどの皆さん」ではない人たちにより20年前に既に構想されていたのです。それも人間や社会をひっくるめたものとしての文化を切り口にしているところに、20年経つ今なお新しさを感じます。文化情報学部20周年おめでとうございます! -
20周年,心よりお祝い申し上げます!
2005年に誕生した文化情報学部は,文化と情報の交差点に立ちながら,学際的な視点を持つ数多くの学生を育んできました.2016年着任の私自身,本学部の自由闊達な学風と多様な学問分野が融合する環境に魅了され続けています.文化情報学は,技術の発展と社会の変化に対応しながら,人間・情報・文化の新たな関係性を探究する学問です.本学部で培われる思考力・分析力は,単なる知識の蓄積にとどまらず,社会における創造的な実践へ繋がるものです.卒業生の皆さんが各分野で培った知見を活かし,世界に貢献していく姿を見ることは,教員として大きな喜びです.
聖書には,「わたしたちは見えるものではなく,見えないものに目を注ぎます.見えるものは過ぎ去りますが,見えないものは永遠に存続するからです.」(コリントの信徒への手紙二 4:18)とあります.文化情報学が扱う対象は,日々変化しますが,その背後にある人間の営みや文化の本質を捉え続けることこそ,本学部の使命であると確信しています.次の10年もさらに意義深い発展の時となることを願い,今後も学生の皆さんと共に学び続けることを楽しみにしています.more河瀬 彰宏20周年,心よりお祝い申し上げます!
河瀬 彰宏
2005年に誕生した文化情報学部は,文化と情報の交差点に立ちながら,学際的な視点を持つ数多くの学生を育んできました.2016年着任の私自身,本学部の自由闊達な学風と多様な学問分野が融合する環境に魅了され続けています.文化情報学は,技術の発展と社会の変化に対応しながら,人間・情報・文化の新たな関係性を探究する学問です.本学部で培われる思考力・分析力は,単なる知識の蓄積にとどまらず,社会における創造的な実践へ繋がるものです.卒業生の皆さんが各分野で培った知見を活かし,世界に貢献していく姿を見ることは,教員として大きな喜びです.
聖書には,「わたしたちは見えるものではなく,見えないものに目を注ぎます.見えるものは過ぎ去りますが,見えないものは永遠に存続するからです.」(コリントの信徒への手紙二 4:18)とあります.文化情報学が扱う対象は,日々変化しますが,その背後にある人間の営みや文化の本質を捉え続けることこそ,本学部の使命であると確信しています.次の10年もさらに意義深い発展の時となることを願い,今後も学生の皆さんと共に学び続けることを楽しみにしています. -
創設20年「文情の樹」
文化と情報の融合を目指した20年。おめでとうございます。他人行儀的ですが着任1年目ということでご容赦願います。Google Trendsで文理融合を引くと,その人気度は2015年あたりから線形的に上昇していきます。その10年前に理工系的研究手法で文化を研究することを標榜した新学部を創設なさった同志社大学は,正に先見の明があったと言えます。文化を研究するにあたり理工系的研究手法でそのすべてが語れるというのは言い過ぎかもしれませんが,理工系的研究手法から遠い本丸があるとしても,それへもプラスの影響があるのではと想像します。
狩野の専門は統計学・データサイエンスですが,この分野に限ってもアカデミックで活躍する文化情報学部の卒業生は顕著であり「文情の樹」も大きく育っているように思います。2005年当時は統計学・データサイエンス(DS)を文化研究へ積極的に導入しブレイクスルーを図ることであったと思いますが,昨今は,DSが人工知能・機械学習へとつながり,その可能性を多いに高めています。文理融合・多様性・総合知・文化と人間など現代のキーワードの多くを含む文化情報学。その発展が益々求められています。more狩野 裕創設20年「文情の樹」
狩野 裕
文化と情報の融合を目指した20年。おめでとうございます。他人行儀的ですが着任1年目ということでご容赦願います。Google Trendsで文理融合を引くと,その人気度は2015年あたりから線形的に上昇していきます。その10年前に理工系的研究手法で文化を研究することを標榜した新学部を創設なさった同志社大学は,正に先見の明があったと言えます。文化を研究するにあたり理工系的研究手法でそのすべてが語れるというのは言い過ぎかもしれませんが,理工系的研究手法から遠い本丸があるとしても,それへもプラスの影響があるのではと想像します。
狩野の専門は統計学・データサイエンスですが,この分野に限ってもアカデミックで活躍する文化情報学部の卒業生は顕著であり「文情の樹」も大きく育っているように思います。2005年当時は統計学・データサイエンス(DS)を文化研究へ積極的に導入しブレイクスルーを図ることであったと思いますが,昨今は,DSが人工知能・機械学習へとつながり,その可能性を多いに高めています。文理融合・多様性・総合知・文化と人間など現代のキーワードの多くを含む文化情報学。その発展が益々求められています。 -
文化情報学部開設20周年に寄せて
文化情報学部の開設20周年、誠におめでとうございます。情報技術と文化の融合を探求するこの学部は、時代とともに進化し、多くの優れた人材を輩出してきました。
私は本学部でプログラミング系の科目を中心に担当していますが、学生の皆さんがデータと向き合いながら、実践的なスキルを身につけていく姿を見るのは大変心強いものです。プログラミングは単なる技術ではなく、新しい価値を生み出す創造の手段です。これからも、学生の皆さんがデジタル社会で活躍できる力を養えるよう、教育に取り組んでいきたいと思います。more蒲原 智也文化情報学部開設20周年に寄せて
蒲原 智也
文化情報学部の開設20周年、誠におめでとうございます。情報技術と文化の融合を探求するこの学部は、時代とともに進化し、多くの優れた人材を輩出してきました。
私は本学部でプログラミング系の科目を中心に担当していますが、学生の皆さんがデータと向き合いながら、実践的なスキルを身につけていく姿を見るのは大変心強いものです。プログラミングは単なる技術ではなく、新しい価値を生み出す創造の手段です。これからも、学生の皆さんがデジタル社会で活躍できる力を養えるよう、教育に取り組んでいきたいと思います。 -
啐啄(そったく)
「啐啄」、この言葉に出会ったのは2年前です。辞書を見ると、禅の言葉で、雛が内側から殻をつつく「啐」と、親鳥が外から応じる「啄」が絶妙なタイミングで合わさることで、雛が無事に誕生する。私はこの考え方に感銘を受け、研究室の卒業論文集のタイトルにするほど気に入っています。
私は、一教員として、学生さんの「啐」の瞬間を見守ってきました。自ら疑問を持ち、考え、努力し、成長しようと殻を破ろうとする。そのたびに、周囲の仲間やご家族と共に「啄」として寄り添い、支えようと心がけてきました。そして、自らの力で大きな殻を破り、新しい世界へと羽ばたこうとする姿を見送ることができたことを誇りに思っています。
また、私自身もこの20年間、同僚の先生方や事務職員の皆さまからたくさんの「啄」をいただき、大きく成長させていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
「啐啄」は学部にも通じると思っています。教職員、在学生、卒業生の力と周囲の支えが響き合い、豊かな社会の実現につながることを信じ、これからも殻を破り続けていきたいと思います。
20周年、心からおめでとうございます。今後ともよろしくお願いします!more伊藤 紀子啐啄(そったく)
伊藤 紀子
「啐啄」、この言葉に出会ったのは2年前です。辞書を見ると、禅の言葉で、雛が内側から殻をつつく「啐」と、親鳥が外から応じる「啄」が絶妙なタイミングで合わさることで、雛が無事に誕生する。私はこの考え方に感銘を受け、研究室の卒業論文集のタイトルにするほど気に入っています。
私は、一教員として、学生さんの「啐」の瞬間を見守ってきました。自ら疑問を持ち、考え、努力し、成長しようと殻を破ろうとする。そのたびに、周囲の仲間やご家族と共に「啄」として寄り添い、支えようと心がけてきました。そして、自らの力で大きな殻を破り、新しい世界へと羽ばたこうとする姿を見送ることができたことを誇りに思っています。
また、私自身もこの20年間、同僚の先生方や事務職員の皆さまからたくさんの「啄」をいただき、大きく成長させていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
「啐啄」は学部にも通じると思っています。教職員、在学生、卒業生の力と周囲の支えが響き合い、豊かな社会の実現につながることを信じ、これからも殻を破り続けていきたいと思います。
20周年、心からおめでとうございます。今後ともよろしくお願いします! -
文情
文化情報学部設立20周年おめでとうございます。文情の公募が出た時、Webサイトを見て「面白そうな学部やな~」と思っていましたが、実際着任してみると本当に面白い学部で、教育に研究に学務にと、様々な方面から楽しませてもらっています。特に教員の専門分野の多様性はとても興味深く、卒論試問会などで他研究室の話を聞くと、知らないことだらけで知的好奇心が刺激されます。今は業務が忙しくてなかなか難しいですが、新カリキュラムの整備などが落ち着いたら、いろんな先生とコラボレーションして新しい研究分野を開拓したいものです。この学部で学ぶ学生たちが「文化情報学とはすばらしい学問である」と胸を張って他の人々に紹介できるように教育活動も頑張ります。自分自身が「良心の全身に充満したる丈夫」となり、文化情報学部の一員として社会に貢献できるようにしていきます。
more飯尾 尊優文情
飯尾 尊優
文化情報学部設立20周年おめでとうございます。文情の公募が出た時、Webサイトを見て「面白そうな学部やな~」と思っていましたが、実際着任してみると本当に面白い学部で、教育に研究に学務にと、様々な方面から楽しませてもらっています。特に教員の専門分野の多様性はとても興味深く、卒論試問会などで他研究室の話を聞くと、知らないことだらけで知的好奇心が刺激されます。今は業務が忙しくてなかなか難しいですが、新カリキュラムの整備などが落ち着いたら、いろんな先生とコラボレーションして新しい研究分野を開拓したいものです。この学部で学ぶ学生たちが「文化情報学とはすばらしい学問である」と胸を張って他の人々に紹介できるように教育活動も頑張ります。自分自身が「良心の全身に充満したる丈夫」となり、文化情報学部の一員として社会に貢献できるようにしていきます。 -
創立20周年の感謝とさらなる発展へ
卒業生の皆さんのご活躍により、この20年間で学部が社会に広く認知されるようになったことを実感しており、心より感謝申し上げます。また、学部での学びを温かく見守ってくださった御家族の皆様にも、心より御礼申し上げます。これからも、卒業生・在学生の皆さんが『文情でよかった』『誇りに思う』と感じられる学びの場であり続けるため、一層の発展を目指し、教育・研究に邁進してまいります。
more星 英仁創立20周年の感謝とさらなる発展へ
星 英仁
卒業生の皆さんのご活躍により、この20年間で学部が社会に広く認知されるようになったことを実感しており、心より感謝申し上げます。また、学部での学びを温かく見守ってくださった御家族の皆様にも、心より御礼申し上げます。これからも、卒業生・在学生の皆さんが『文情でよかった』『誇りに思う』と感じられる学びの場であり続けるため、一層の発展を目指し、教育・研究に邁進してまいります。 -
データが紡ぐ未来
文化情報学部設立20周年,誠におめでとうございます.
この20年間で,私たちを取り巻く社会は大きく変化しました.特に,ICTの発展とデータの爆発的な増加 により,社会のあらゆる分野でデータが重要な役割を果たすようになっています.
データは,もはや単なる記録ではなく,未来を予測し最適な意思決定を行うための「資源」となりました.医療,環境,ビジネス,教育,政策立案など,あらゆる分野でデータを適切に活用することが求められています.その中で,本学部の教育と研究は,現在の時流に先駆け,データを理解・分析し,活用する力を備えた人材を育成すること に大きく貢献してきたように思います.
これからの時代,AIやビッグデータをベースとしたICTの進展はますます加速し,私たちは「データと共に生きる社会」を築いていくことになります.本学部の卒業生が,より良い未来を創造する担い手として活躍されることを心より願っています.
次の10年,20年が,本学部にとってさらに実り多いものとなるよう,そしてデータから得られる叡智を活かし,持続可能な社会を築いていけるよう,今後も共に学び続けていきましょう.more波多野 賢治データが紡ぐ未来
波多野 賢治
文化情報学部設立20周年,誠におめでとうございます.
この20年間で,私たちを取り巻く社会は大きく変化しました.特に,ICTの発展とデータの爆発的な増加 により,社会のあらゆる分野でデータが重要な役割を果たすようになっています.
データは,もはや単なる記録ではなく,未来を予測し最適な意思決定を行うための「資源」となりました.医療,環境,ビジネス,教育,政策立案など,あらゆる分野でデータを適切に活用することが求められています.その中で,本学部の教育と研究は,現在の時流に先駆け,データを理解・分析し,活用する力を備えた人材を育成すること に大きく貢献してきたように思います.
これからの時代,AIやビッグデータをベースとしたICTの進展はますます加速し,私たちは「データと共に生きる社会」を築いていくことになります.本学部の卒業生が,より良い未来を創造する担い手として活躍されることを心より願っています.
次の10年,20年が,本学部にとってさらに実り多いものとなるよう,そしてデータから得られる叡智を活かし,持続可能な社会を築いていけるよう,今後も共に学び続けていきましょう. -
文理融合―教育・研究この20年―
今から30年程前、伝統的な文学研究の方法、すなわち、用例を網羅的に収集・分析する実証的文学研究に知識発見のための科学技術を導入することを考えた。データサイエンス、中でもデータマイニングの手法である。その時そこには、情報科学研究者との寝食を忘れて没頭する共同研究があった。この経験を文理融合の本学部の教育・研究に持ち込み、また、着任後に出会ったさまざまな分野の研究者から学んだ知識や分析手法を導入して、今日に至っている。
もし本学部にご縁がなかったら、今の私の教育・研究のあり方は全く別のものになっていたことだろう。事実上不可能と思われてきた研究にも新たな手法で挑戦できる。幅広い知識と技術とを、文理を問わず身近な研究者から学び、実装することができる。
もっとも、そういうことを繰り返していれば、いつになっても自分のものにならない、身につかない学問・研究に陥りはしないか、との不安がよぎる。けれども今はまだ、それでもよいと思っている。それらの努力が積み重ねられれば、これまでにないような新たな実を結ぶことになることだろう。次の20年に学部の教育・研究がどのように進んでいくのか、楽しみでならないmore福田 智子文理融合―教育・研究この20年―
福田 智子
今から30年程前、伝統的な文学研究の方法、すなわち、用例を網羅的に収集・分析する実証的文学研究に知識発見のための科学技術を導入することを考えた。データサイエンス、中でもデータマイニングの手法である。その時そこには、情報科学研究者との寝食を忘れて没頭する共同研究があった。この経験を文理融合の本学部の教育・研究に持ち込み、また、着任後に出会ったさまざまな分野の研究者から学んだ知識や分析手法を導入して、今日に至っている。
もし本学部にご縁がなかったら、今の私の教育・研究のあり方は全く別のものになっていたことだろう。事実上不可能と思われてきた研究にも新たな手法で挑戦できる。幅広い知識と技術とを、文理を問わず身近な研究者から学び、実装することができる。
もっとも、そういうことを繰り返していれば、いつになっても自分のものにならない、身につかない学問・研究に陥りはしないか、との不安がよぎる。けれども今はまだ、それでもよいと思っている。それらの努力が積み重ねられれば、これまでにないような新たな実を結ぶことになることだろう。次の20年に学部の教育・研究がどのように進んでいくのか、楽しみでならない -
学びは決して心を疲れさせない
ブンジョウ創立20周年、おめでとうございます。長いようで短いこの20年間にあって、この文化情報学部を巣立ったみなさんは、大学生活で学んだ多くのことを糧にして日々活躍されておられることと思います。変化の激しい時代、と昔からよく言われますが、特にここ数年間の情報技術の変化は激しく、20年前(ガラケー時代!)と比較するまでもなく、生成AIをはじめとする情報技術が私たちの日常や社会に与える影響は日々大きくなっています。学生あるいは社会人のみなさんも、ワクワクする一方で、眩暈がするような気分でおられるかもしれません。ラーネッド記念図書館の「Learn to Live and Live to Learn」の意味を改めて噛み締めています。情報技術の変化が著しいからこそ、広い意味での情報、特に私たちにとって身近な「文化情報」の重要性は今後の10年、20年先においてもますます重要になるはずです。世界にブンジョウの輪を広げましょう!
more深川 大路学びは決して心を疲れさせない
深川 大路
ブンジョウ創立20周年、おめでとうございます。長いようで短いこの20年間にあって、この文化情報学部を巣立ったみなさんは、大学生活で学んだ多くのことを糧にして日々活躍されておられることと思います。変化の激しい時代、と昔からよく言われますが、特にここ数年間の情報技術の変化は激しく、20年前(ガラケー時代!)と比較するまでもなく、生成AIをはじめとする情報技術が私たちの日常や社会に与える影響は日々大きくなっています。学生あるいは社会人のみなさんも、ワクワクする一方で、眩暈がするような気分でおられるかもしれません。ラーネッド記念図書館の「Learn to Live and Live to Learn」の意味を改めて噛み締めています。情報技術の変化が著しいからこそ、広い意味での情報、特に私たちにとって身近な「文化情報」の重要性は今後の10年、20年先においてもますます重要になるはずです。世界にブンジョウの輪を広げましょう! -
文理融合といえばブンジョウ
文化情報学部20周年、誠におめでとうございます。私は2022年に文化情報学部に加わりました。当初から文理融合の理念が自分に合っていると思っていましたが、文化情報学部の学生や教員の方々と触れ合っていく中でその思いは強くなってきていると感じます。社会には解決困難な問題が多く存在しますが、それらに対峙するためには文理融合の思考と数理・データサイエンスの技術を活かし、複雑さと共に生きるためのアプローチを探究することが重要です。文化情報学部がこの20年で築いてきた強みを活かし、文理融合といえばブンジョウだよね!と言われるような、唯一無二の学部として発展できるよう、私も尽力してまいりたいと思います。今後のさらなる飛躍を心よりお祈り申し上げます。
more阿部 真人文理融合といえばブンジョウ
阿部 真人
文化情報学部20周年、誠におめでとうございます。私は2022年に文化情報学部に加わりました。当初から文理融合の理念が自分に合っていると思っていましたが、文化情報学部の学生や教員の方々と触れ合っていく中でその思いは強くなってきていると感じます。社会には解決困難な問題が多く存在しますが、それらに対峙するためには文理融合の思考と数理・データサイエンスの技術を活かし、複雑さと共に生きるためのアプローチを探究することが重要です。文化情報学部がこの20年で築いてきた強みを活かし、文理融合といえばブンジョウだよね!と言われるような、唯一無二の学部として発展できるよう、私も尽力してまいりたいと思います。今後のさらなる飛躍を心よりお祈り申し上げます。 -
ずっとブレイク寸前!文化情報学部
2005年の着任時、私は最年少教員で、一期生としてご入学された学生さんとは、干支がちょうど一回り違っていました。まだ若かったので、学生さんがうっかり「先輩」と呼んでしまったり、入学式後のサークルオリエンテーションで声をかけられたりしていました。実際、学生との距離も近く、特に一期生は学部ができた一年目から先輩がいない中で共に4年を過ごしたので、卒業するときに「僕たちがいなくなったら、先生が抜け殻になっちゃうんじゃないか」と心配してくれるほどでした。
まさに、研究者・指導者として未熟な私と共に歩み、成長させてくれた大切な大切な青春の場所、それが文化情報学部です。
20年前に産声を上げたブンジョウはいよいよ成人式を迎えます。ブレイク寸前と言われた20年でしたが、それがブンジョウだと思っています。これからの20年、40年、そして100年もずっと、時代を先駆けるブレイク寸前な学部であり続けますように。more阪田 真己子ずっとブレイク寸前!文化情報学部
阪田 真己子
2005年の着任時、私は最年少教員で、一期生としてご入学された学生さんとは、干支がちょうど一回り違っていました。まだ若かったので、学生さんがうっかり「先輩」と呼んでしまったり、入学式後のサークルオリエンテーションで声をかけられたりしていました。実際、学生との距離も近く、特に一期生は学部ができた一年目から先輩がいない中で共に4年を過ごしたので、卒業するときに「僕たちがいなくなったら、先生が抜け殻になっちゃうんじゃないか」と心配してくれるほどでした。
まさに、研究者・指導者として未熟な私と共に歩み、成長させてくれた大切な大切な青春の場所、それが文化情報学部です。
20年前に産声を上げたブンジョウはいよいよ成人式を迎えます。ブレイク寸前と言われた20年でしたが、それがブンジョウだと思っています。これからの20年、40年、そして100年もずっと、時代を先駆けるブレイク寸前な学部であり続けますように。
ずっとブレイク寸前!文化情報学部
文化情報学の責任
時代を先取りした「文化情報学部」に寄せて
どんどん大きくなる文情の樹!そんな私は…
ブンジョウの持つ学際的な懐の広さが好き!