Memories of ブンジョウ

ずっとブレイク寸前!文化情報学部

阪田 真己子

  • #2005年度着任
  • #教職員
 2005年の着任時、私は最年少教員で、一期生としてご入学された学生さんとは、干支がちょうど一回り違っていました。まだ若かったので、学生さんがうっかり「先輩」と呼んでしまったり、入学式後のサークルオリエンテーションで声をかけられたりしていました。実際、学生との距離も近く、特に一期生は学部ができた一年目から先輩がいない中で共に4年を過ごしたので、卒業するときに「僕たちがいなくなったら、先生が抜け殻になっちゃうんじゃないか」と心配してくれるほどでした。
 まさに、研究者・指導者として未熟な私と共に歩み、成長させてくれた大切な大切な青春の場所、それが文化情報学部です。
 20年前に産声を上げたブンジョウはいよいよ成人式を迎えます。ブレイク寸前と言われた20年でしたが、それがブンジョウだと思っています。これからの20年、40年、そして100年もずっと、時代を先駆けるブレイク寸前な学部であり続けますように。

文化情報学の責任

下嶋 篤

  • #2005年度着任
  • #教職員
地球温暖化、食料問題、経済格差をはじめとして、文化情報学部創設時には明確に意識されていなかった大きな問題が、20年を迎えた今、ますますあらわになっています。こうした問題は、私たちがこれまで当たり前としてきた、価値観、生活様式、経済システムなど、私たちの「文化」に起因するところが大きく、その解決もまた、私たちの文化の反省に基づかざるをえません。こうした中、文化情報学は、過去、未来、現在の文化についてデータに基づく確かな情報を提供する学問として、今後、その重要性はますます高まります。これは、文化情報学部で薫陶を受けた皆さんにとってチャンスであると同時に、未来の世代に対して負う責任もまた大きいことを意味します。共に手を携えて、その責任に挑んでいきましょう。(すまん、メッセージがちょっと重すぎた。)

時代を先取りした「文化情報学部」に寄せて

山内 信幸

  • #2005年度着任
  • #教職員
2005年に、既存の組織の改組・転換ではなく、初めての新設学部として「文化情報学部」が立ち上がり、今年で20周年を迎えることができました。当時は、かなり時代を先取りした「文理融合」というコンセプトや「データサイエンス」というアプローチも、今では、現代社会の複雑な事象を解明する、まさに時代の必須アイテムに位置づけられるものとなりました。われわれ教員の専門領域は多岐に亘りますが、「文情」の学生さんは、個々の興味・関心に合わせて、多くの選択肢の中からベストチョイスによって、学生としての日々の生活の充実だけでなく、社会人・家庭人としての一層の活躍に接すると、皆さんの大学時代の人間的成長にかかわれてきたことを誇りに思っています。在学生と卒業生の皆さんのますますのご活躍をお祈りしています。

どんどん大きくなる文情の樹!そんな私は…

笠原 千聖

  • #2019年度入学
  • #卒業生
文化情報学部ってどんな学部なの?と友達に聞かれることが多かった学部1年生の頃,当時はうまく答えられずにモヤモヤしていました.ですが,学年が上がるにつれて文化情報学部のことを少しずつ理解できるようになり,今では自身をもって文化情報学部を紹介できるようになりました!
そんな私は,今年度から博士後期課程に進学!!!

ワクワクも不安も両方抱きしめながら,文情の樹を大きく広げ,新しい価値観を世の中に届けてゆける人になれますように.

ブンジョウの持つ学際的な懐の広さが好き!

杉本 義貴

  • #2020年度入学
  • #卒業生
18歳の頃の私は、歴史をデータサイエンスで理解したいと思い、文化情報学部の門を叩きました。しかしながら今は、脳の仕組みをデータサイエンスで解明するという、歴史とは全く異なる分野を研究しています。この話を、オープンキャンパスに来られた高校生にお話しすると非常に驚かれます。当時いわゆる文系に進路の舵を切っていた私自身も、このようなテーマを勉強・研究することになるとは想像もしていませんでした。

このような変化があったのは、「文化をデータで読み解くことで人間を理解する」という文化情報学部のコンセプトがあったからと思います。歴史から神経科学への進路変更は一見突飛に見えても、「人間とは何か?」を探究するという点で、根底に共通する問いがあるように思います。人間が築いた記録である歴史から、人間の根幹である脳へとテーマを移せたのは、この学部が持つ学際的な懐の広さがあったからこそだと感じています。

今後も「人間とは何か?」という課題を探究し続け、自身の関心を深めながら、その知見がよりよい社会や人間理解につながるよう頑張ります。

多くの同志たちが、自らの興味が湧く「文化」を「データサイエンス」で解き明かしてきたこの20年間。卒業生、在学生、教職員の方々の思い出をこのページにまとめました。

To all the BUNJO family

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